エディトリアルデザイナー

書籍、雑誌、マンガ、カタログなどページ数のある印刷物のデザインをする人。見出し、小見出し、写真、図案などを、読者に明確かつ効果的に伝わるように、視覚的に美しく機能的にデザインする仕事である。小説や漫画のタイトル、雑誌名、記事のコーナータイトルのデザイン。表紙や挿絵などの図案のアイデアを考え、イラストレーターやカメラマンに指示をして制作させたりする。自分自身でそういったイラストまで描いてしまう人もいる。書籍の外装を専門にデザインしている人をブックデザイナー(装幀家)と呼ぶ。グラフィックデザインと重なる部分もあるので、グラフィックデザインの仕事も並行して行っている人もいる。エディトリアルデザイナーの知識や技術は、工芸・工業高校、デザイン専門学校、美術系の大学で学ぶことができる。就職先としては、出版物なら出版社・編集プロダクション・ブックデザイナー事務所、宣伝・販売・広報等に関わるページ数のある制作物系なら一般企業の広報部・広告企画制作会社、グラフィックデザイン事務所などがある。フリーで活躍している人も多い。

◎わたしのクリエイター道

エディトリアルデザイナー
石田百合絵(写真左)

(イシダユリエ)女子美術短期大学造形科情報デザイン専攻を卒業後、アルバイトをしていたデザイン会社に就職。その後、エディトリアルデザインの会社に転職。6年後、中学時代からの同級生の塚田佳奈氏とデザイン会社「ME&MIRCO」をつくり、現在にいたる。

エディトリアルデザイナー
塚田佳奈(写真右)

(ツカダカナ)女子美術短期大学造形科情報デザイン専攻を卒業後、デザイン事務所に就職。その後2度転職し、中学時代からの同級生の石田百合絵氏と「ME&MIRCO」をつくり、現在にいたる。

ひとつの作品を仲間とともにつくるたのしさ(石田百合絵)

●この職業をめざしたきっかけ

短大在学時、専攻していた学部でグラフィックデザインの勉強をしていたので、自然とグラフィックデザイナーをめざすようになっていました。

●プロになるまでの道のり

短大在学時から広告系のデザイン会社でアルバイトをしていて、卒業と同時にその会社に就職。1年半ほどその会社でデザインの基礎(文字つめ、版下づくり、MACの使い方など)をおそわりました。つぎに、編集を学ぶためエディトリアルデザイン中心のデザイン会社に転職。6年ほどお世話になり、その後、同級生だった塚田さんと2人で「ME&MIRCO」を立ち上げました。

●仕事のたのしさ・やりがい

本のデザインは、企画からお話をいただくことがあります。そんなとき、カメラマン、スタイリストなど本づくりにかかわるスタッフをこちらから提案します。そのメンバーとひとつの作品がつくれるときはたのしいです。また、本をみてくれた別の編集の方が、その雰囲気を気に入ってくれて、新しい仕事につながったときはうれしいですね。

お客さんの笑顔がなによりもうれしい(塚田佳奈)

●この職業をめざしたきっかけ

子どものころから絵を描くのがすきで、中学、高校は美術の時間の多い女子美術大学付属の中学・高校に入りました。美術系の仕事のなかでもグラフィックデザインをめざしたのは、15~16歳のとき。CDやレコードのジャケット、フライヤーやポスターなどの印刷物に興味を持ったのがきっかけでした。

●プロになるまでの道のり

短大卒業後、デザイン会社に就職しましたが、そのころは自分にあったデザインのジャンル(広告、エディトリアル、パッケージ、キャラクターなど)がわからないままでした。その後、転職するなかで、自分のやりたいことがわかってきたところで独立。同級生だった石田さんとともに「ME&MIRCO」を立ち上げました。

●仕事のたのしさ・やりがい

頭のなかでモヤモヤしていたアイデアやデザインがきちんとカタチになったときはもちろん、ただ「なに色にしよう?どんな書体にしよう?」とかんがえているときもたのしいです。お客さんから「お願いしてよかった」とよろこばれたときや、わたしたちのデザインした本をみて、仕事の連絡をもらえたりすると「がんばってよかった!」とおもいます。